全米が恋する波乱万丈のヒロイン、セレーナゴメスの魅力を物語るエピソード!


現在は目立った音楽や女優等の活動を控えているセレーナ・ゴメス。それでも、アメリカ中が未だに彼女に夢中なのだ。もちろん、彼女が有名なのは、子役時代からのキャリアやテイラー・スウィフトのようなトップクラスのセレブが親友であることも理由のうちに含まれる。でも、アメリカのスウィートハートであるセリーナ・ゴメスの魅力はそれだけでは語れない。さまざまな苦難を乗り越えた彼女だからできる勇気ある活動は、女性の弱さや強さを物語る、真の女子力を駆使した力ものばかり。そんな彼女の活動の中でも、印象深いエピソードを紹介するので、あなたもぜひセレーナ・ゴメスをチェックしてみて!

最愛の元カレ、ジャスティン・ビーバーとの関係を音楽でリアルに表現

キッズ向け教育番組の子役時代から始まり、ディズニーチャンネルの主演としてティーンエイジ時代のほとんどを過ごした彼女のリアルライフは、常に注目の的。中でも最もパブリックの注目を浴びたのが、ジャスティン・ビーバーとの交際だった。2010年から始まり、7年間に渡り破局と復縁を繰り返した2人。そんな中、2014年に彼女がリリースしたシングル「ハート・ウォンツ・ワット・イッツ・ウォンツ」(直訳:心は欲しがるものを欲しがる)や、2018年にリリースした「バック・トゥ・ユー」(直訳:あなたの元に戻る)はジャスティンに向けたものとして話題に。特に別れるべき恋人との関係を歌った「ハート・ウォント・ワット・イッツ・ウォント」は、女性の多くが共感する歌詞やミュージックビデオの表現が実にリアル。さらにリリース直後のアメリカン・ミュージック・アワードでの感情のこもったパフォーマンスは、あまりにも真に迫っていて、アメリカ中の女子の心にずっしりと響いた。

難病や精神病を経験したセレーナから語られるスピーチは感動の嵐

幼少期からの過度なプレッシャーや、ジャスティンとの関係は彼女の心と健康を根本的に打撃を与えた。身体的には難病指定されている全身エリテマトーデスであることを公表し、また、病気に伴い精神疾患も患い、不安障害、パニック障害、うつを患っていることを告白。そして、2016年8月には治療に専念するために、活動休止を発表。リハビリや入院・退院を繰り返す日々を過ごすことに。しかし、2016年11月のアメリカン・ミュージックに現れた彼女は、最優秀女性ポップ/ロック・アーティスト賞のトロフィーを胸に力強いスピーチを披露。「私は全てを手にしていたのに、完全に壊れてしまった。」「私がInstagramで見たいものは、あなたの体じゃない。心にあることを知りたい。私は他人からの承認を求めてもいなければ、必要ともしていない」「あなたが壊れてしまったら、そのままでいる必要はない。」実際に様々な苦難を乗り越えてきた彼女から発信されたこのメッセージは、多くの若い世代や女性に響いた。そして、彼女がただの作られたアイコンではなく、実際に苦労を乗り越えたヒーローであることを改めて証明した。

難民問題、高校生のいじめや自殺の問題への積極的な関与

自身もメキシコ系の移民の血を継ぐセレーナは、昨今の移民問題にも積極的に声を上げている。2019年には不法移民についてのドキュメンタリーを制作。この作品はNetflixで公開予定で、不法移民の家族8組にフォーカスした内容になっている。また、2019年8月には、アメリカ国内でヘイトクライムの対象となっているラテン系移民を支援する公開書簡に、賛同者として名乗りを上げた。また、セレーナのプロデュースした作品として過去、最も話題になったのが「13の理由」。学校内での問題を元に自殺してしまったヒロインを軸にドラマが展開するドラマシリーズである。この作品は、いじめやレイプといったアメリカのティーンエイジャーに実際に起こっている問題に焦点を当て、世界中に大きな衝撃と会話のきっかけをもたらし、社会現象となった。

2018年では世界で最もInstagramフォロワーの多いセレブとして知られ、強力なプラットフォームと知名度を誇る彼女。フレンドリーで美しく、女子力に溢れるセレーナ。でも彼女はそれだけの存在でなく、自身の強大な影響力を以って弱者や社会問題にスポットライトを当て、彼らの声となり人々へメッセージを届けている。そんな彼女の姿は、若い世代のインスピレーションそのもの。自身が数多くの苦難を経験したからこそ、芯のある活動を続けている彼女を、世界中のファンと共に、あなたにもぜひ見守ってほしい。