16歳の少女グレタ・トゥーンベリが国連の気候変動サミットで大人に激怒!
今年、大規模なアマゾンの森林火災があり、世界中のセレブリティやメディアがこぞって環境問題についてのメッセージを発信している。もはや、エコや節約という言葉だけでは、現状の緊急事態に対応するには遅すぎることは世界中の誰もが知っていること。そんな中、国連の気候変動サミットで16歳の環境活動家グレタ・トゥーンベリがスピーチで熱弁。世界中が彼女の話題で持ちきりになっている。
16歳の環境活動家、グレタ・トゥーンベリとは
スェーデン出身の環境活動家、グレタ・トゥーンベリ。実は、ダボス会議などの国際的で権威のある場でも地球温暖化や気候変動についてスピーチをしている。そんな彼女は8歳の頃から環境について興味を持ち始め、活動を開始した。また、2018年にはスウェーデンの総選挙前に、学校に行かずに議会の前で座り込みをするストライキを起こす等、国内外で活発に活動している。そんな彼女の活動は世界的にも認められ、2018年にはタイム紙の「世界で最も影響力のある未成年25人」の1人としても選出された。
グレタの活動の影響力は、世界中を動かすまでに
2018年に、たった1人で始めたストライキをきっかけにグレタの活動は世界に周知され、環境問題への抗議活動のきっかけを作った。そして、2019年9月には、話題になったスピーチが行われた連気候行動サミットの直前に世界中で「グローバル気候マーチ」が開催された。そのマーチには、世界中で何百万人もの人が集まり、地球温暖化や気候変動に対する対応の遅延についての抗議活動を展開した。
国連でのスピーチは、大人への怒りと落胆の内容
彼女のスピーチは冒頭から「私はこの場にいるべきではない。本来であれば海を越えた学校に通っているべきだ」という強いメッセージで始まった。そして、パリ協定の内容に触れ、協定の内容について具体策を提示し、コミットしている国がないことを強い口調で非難した。また、彼女は「私たち(若者)は失望している。そして、若い世代は大人の裏切り行為に気がついている。」とも述べ、「私たちを失望させる未来を選ぶのであれば、私たちは絶対にあなた達を許さない。」というメッセージで締めくくった。
欧米では、プラスチックの使用が制限される法が施行されたり、インフルエンサーがマイストローの持参を呼びかける等、大小様々な規模で環境問題への活動が行われている。未だにコンビニのお菓子は1つ1つ小包装のプラスチックで包まれていることが当たり前で、環境問題への意識が薄めの日本。これを機会に、日本でも是非、この問題を自分ごとに捉え、まずグレタのスピーチを見るところから始めて欲しい!
