永遠の憧れパリの表も裏も魅力がたっぷり詰まった映画5選


誰もが憧れる文化発信都市のパリ。常に進化を続けるファッションに、美意識が高い人々、それって最高に女子力が上がりそうな街。パリの魅力って実はそれだけじゃない。危険な面も多かったり、案外変化を嫌ったり、でもそんな人間臭い部分もこの街の魅力でもある。なので今回は、パリの様々な表情が観れる映画を紹介したいと思います。きっとこれらの映画を観たら、明日にでもパリに行くたくなってしまうはず。

最高にかわいい、ちょっと風変わりなヒロイン「アメリ」

人見知りで風変わりなヒロイン、アメリが織りなす心温まるストーリー「アメリ」。ハイファッションが織りなすパリではなく、お茶目で可愛い日常が垣間見れる本作。アメリのユニークな性格や彼女が生み出す小さな幸せたちは、誰もが虜になってしまう。そしてアメリの髪型やファッション、家やカフェのインテリアの全てが可愛すぎて、観終わった時には、アメリと同じヘアスタイルにしようかと真剣に悩んでしまう人が続出。

パリ、ファッション、オードリー・ヘップバーンに恋する「パリの恋人」

類い稀な美しさを誇るオードリー・ヘップバーンが、花の都パリで恋に落ち、ジバンシィに身を包みファッション誌の撮影をしていく。これ以上に、女性の胸がときめくおしゃれな組み合わせの映画があだろうか? 撮影シーンは、どれも芸術的なまでに洗練されていて、瞬きもしたくないくらい見入ってしまう。ヴィジュアル監修はVOGUEで活躍する世界的なフォトグラファー、リチャード・アヴェドンと聞いて納得!ミュージカルのシーンもキャッチーな曲で気分が上がること間違いなし。衣装が素敵でオードリー・ヘップバーンが可愛すぎて、何回繰り返し観ても、必ずキュンとしてしまう映画。

真夜中に1920年代にタイムスリップ、「ミッドナイト・イン・パリ」

ウディ・アレン監督の描く美しいパリが観られる「ミッドナイト・イン・パリ」。パリに来たアメリカ人の映画脚本家のギルが、ひょんなことから真夜中になると1920年代のパリにタイムスリップ。そこで往年の名作を生んだ作家のアーネスト・ヘミングウェイやスコット・フィッツジェラルド、音楽家のコール・ポーター等、画家のパブロ・ピカソ様々な歴史上の有名アーティスト達に出会う。ギルは1920年代の有名人に囲まれながら、自身の作品を磨き、恋に落ちて行く。パリが最高に美しく描かれた本作。1920年代のパリを歩くシーンは特にロマンチックで、誰みが見惚れてしまうはず。編集部オススメの本作。

6分間の作品が18本。パリの様々な表情が観れる、「パリ、ジュテーム」

18人の監督が「愛」をテーマに映画を作り上げた、オムニバスストーリーの映画「パリ、ジュテーム」。本作では、パリの20区のうち、1作品につき1区を取り上げている。この作品はナタリー・ポートマン、イライジャ・ウッド等の豪華キャストの出演もさることながら、1つ1つの作品によって、パリの捉え方が全く違うのが見所。パリは、荒れて危険な場所にも、ロマンチックで恋に落ちる場所にも、自分を見つける場所にも、家族の愛を感じる場所にもなりうる。作品ごとにパリの魅力がギュッと詰まった本作を観ると、パリに長期滞在して、いろんな表情のパリを見に行きたくなってしまう。

パリ、ジュテーム フォブール・サン・ドニ(10区)16

パリ、ジュテーム カルチェラタン(6区)17

若さは、危険で尊いから美しい。「ドリーマーズ」

映画好きなことがきっかけで仲良くなったフランス人の双子とアメリカ人の男子留学生。お互いに惹かれ合い、映画という共通の話題を軸に徐々に親密になっていく。最初はただの仲良しグループだったものの、徐々に危険な遊びへと方向を変えていき、関係性が歪んでいく3人。偏愛やセックスを題材にしているため、はっきり言ってかなり好き嫌いを分けるR15指定の映画。若さ故の狂気は何にも変えがたく人を惹きつけるものがある。そんな生々しさを美しく表現した本作は、随所に印象に残る美しいシーンや他の映画の引用が散りばめられ、観る人を飽きさせない。3人でルーブル美術館を走るシーンは、現地で真似してみたい。

芸術、愛、危険、平凡な日常、たくさんの顔を持つパリ。1つの映画だけでは伝わりきれないこの愛すべき街を、ぜひ映画で探検してほしい。そして次の旅行計画はパリに決めて、美意識に飛び込んでみて。