世界中で大ブーム到来の「女子プロレス」強い女性に憧れる!

日本でも世界でもじわじわとメディアでの露出が増えてきているエンターテイメントスポーツ「女子プロレス」。一般的なイメージは、暴力的で男性のように筋肉隆々の女性たちがぶつかり合う怖いイメージがありますよね。でも実はアイドルのような選手や、ごく普通の頑張る女の子だったりと魅力的で個性溢れる選手が多いのが人気のポイント。それでもいきなり観戦はハードル高いなという方に、観戦しなくても女子プロの世界に触れられるリアリティーショーやドラマ、映画を紹介。これを見ると、力強く日々戦う女子プロレスラーのカッコよさと、今まで気づけなかった女性らしさを知れて、とっても興味深い。世界で話題沸騰中の女子プロの世界、入り込んだら出てこれなくなるかも!
そもそも女性プロレスとは?波乱万丈の歴史も女子プロレスの魅力
日本における女子プロレスは、女性による格闘技を基本としたスポーツ、パフォーマンスアート、エンターテイメントのショーとして知られ、すでに70年以上の歴史がある。元々は戦後に芝居小屋等の小さいスペースで細々と始まり、徐々に人気が出て50年代にはアメリカの一流選手を招き興行として大成功を収め、拡く認知された。
70年代にはユニセックスな見た目の選手による試合前の歌唱が女子中高生の間で人気となり、80年代にはレジェンド的な人気選手が現れ、日本中で大ブームに。しかし90年代にはブームが去ったものの、どうにか2000年代の不況を乗り越え、2010年台後半の今、再度注目されてき始め、映画やドキュメンタリー、ドラマやその他のメディアで取り上げられ始めている。そんなジェットコースターのような歴史を歩んでいる女子プロに興味が湧がないわけがない!?
テラスハウス東京編の10人目のメンバー木村花が可愛すぎると話題!
最近における女子プロレスのホットトッピックスは、なんといってもネットフリックスの恋愛ドキュメンタリー番組「テラスハウス」。2019年5月に放送が開始した東京編、10人目の住人として、なんと女子プロレスラーの木村花が登場。彼女の登場と同時にインターネットでは優れたルックスや、まるで少女漫画のようなリアクションが最高に可愛いと話題に。
もちろん試合のシーンも放送され、日常とのギャップに誰もが驚いた。ヒール役を演じるステージ上の彼女は、自身の美しさもコスチュームもパフォーマンスも最高に非日常的で目が離せない。テラスハウスでは、試合では観られないプロレスラーの内面、そして自分の夢に向かってまっすぐ突き進む姿を見ることができるので、一気に女子プロレスラーへの親近感が湧いてくる。
ネットフリックスオリジナルドラマ「グロウ」は世界中で大人気!
アメリカでも女子プロレスラーのドラマ「グロウ:ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」が話題になっている。ストーリーは80年代を舞台に売れない女優の卵のヒロインが、テレビの女子プロレス企画に参加する物語を描いた異色の作品。この作品では、女子プロレスを通じてヒロインや登場人物たちが同じ夢を目指しながら、人としてチームとして困難を乗り越えながら成長していく姿を描いている。さらに、物語では女子プロレスラーとして活躍する中で、一女性として直面する様々な困難(仕事と家庭の両立、女性差別、人種差別等)が織り込まれており、ヒューマンドラマとしても楽しめる。
本作はアメリカのドラマ界で最高の賞、エミー賞にも過去15部門ノミネート、3部門受賞を成し遂げていて、素晴らしさは折り紙つき。がむしゃらに夢に向かうヒロインの姿に惹きこまれて、見始めたら女子プロレスへの興味が更に湧いてくること間違いなし!
映画ファイティング・ファミリーで、女子プロレスラーの軌跡を辿る!
2019年11月29日に日本でも公開された、イギリスで制作された映画「ファイティング・ファミリー」。本作は世界最大のプロレス団体であるWWEの元チャンピオンであるペイジの半生を描いた映画。父親は元強盗、母は元ホームレスの薬物中毒者だった両親を持つペイジ。両親がプロレスを通じて更生したことから、13歳からプロレスを始めた彼女は、ある日WWEに試合のテープを送ったことで、オーディションに招待される。
そして、オーディションに受かった彼女はチャンピオンになるべくスターダムをのし上がっていく。なんともドラマチックなこの実話を元にした映画は、女子プロレスラーの努力と栄光への道、そして家族の絆を描いている。こんなドラマが溢れるレスラーたちを、あなたもきっと応援したくなるはず。
まだまだ巷では怖いイメージが先行しがちな女子プロレス。でも今回紹介した作品を観れば分かるように、彼女たちも家族や仲間に囲まれて夢に向かっている純粋で素敵な女性たち。SDGsをはじめ世界で女性のエンパワーメントが叫ばれる今、自分の全身全霊を使って女性の強さを主張し続ける彼女たちのこれからを、ぜひ一緒に見守っていきたい。