アメリカの人気者投票の最高峰、ピープルズ・チョイス・アワード!

早いもので年末に近づき始め、今年も2019年を象徴する人や作品に与えられる賞について話を聞き始める頃に。今回はそんな賞の中でも、アメリカで最も注目度の高い賞の1つ、「ピープルズ・チョイス・アワード」について、2019年に話題になった受賞者のピンク、ジェニファー・アニストンと併せて紹介!この賞は、エンタメ専門テレビ局E!が主催する映画、ドラマ、音楽等のポップカルチャーにおける功績を讃えるもので、授賞式は各界のセレブ達が集結する一大イベント。受賞者は一般視聴者の投票によって決定される。そのため、アメリカの大衆が今、本当に興味を寄せているポップカルチャーを知ることができるのがこの賞の魅力。ぜひ今年からチェックしてみよう!
賞のカテゴリーは映画、テレビ、音楽、ポップカルチャーの4部門!
一般投票によって受賞者を決めるピープルズ・チョイス・アワードは、大きく分けて映画、テレビ、音楽、ポップカルチャーの4部門。さらに各部門も細かく分かれており、例えば映画部門は最優秀賞を含む11項目、テレビは15項目、音楽は9項目、ポップカルチャーは8項目にさらに分かれている。ポップカルチャー部門は、SNS上のスターやビューティー系のインフルエンサー、コメディアン、スタイルスター、ポッドキャスト、動物(!)等を対象にしている。つまり、賞の内容はアカデミー賞、エミー賞、グラミー賞をミックスして、さらにインフルエンサーを対象にした要素を追加した、エンターテイメント性の高い内容。これだけ盛りだくさんだからこそ、視聴者の期待と人気の高さもうなづける!

ピンクはピープルズ・チャンピオンを受賞!力強いスピーチが話題に
今年、何と言っても最も話題になったのは、授賞式の前から受賞が発表されていた歌手のピンク、女優のジェニファー・アニストンによる受賞。ピンクはピープルズ・チャンピオンと呼ばれる、他者をサポートすることに尽力したアイコンに送られるアワードを受賞。彼女はユニセフでアンバサダーを務めることに始まり、その他も多数のチャリティーを支援。また、歌詞やパフォーマンスを通じて、常に人権保護、動物愛護、メンタルヘルス、自己受容について等のメッセージを送り続けている。受賞スピーチのパワフルなメッセージは、会場から大きな声援と拍手を受けた。
ピンク「やるべきことはたくさんあるわ。私はあなたの政治的思想は気にしない。気にしているのは、あなたの子供達。そして、品位と人間性と優しさよ。(中略)お互いに戦うことをやめて、お互いを助けあいましょう。」
Pink “There is so much to be done. I don’t care about your politics, I care about your kids. I care about decency and humanity and kindness. -Stop fighting each other and help each other.”
ドラマ「フレンズ」出演から、全米の親友に。ジェニファー・アニストン
そして、女優のジェニファー・アニストンは、業界を超えて人から愛されるアイコン的な存在に送られるピープルズ・アイコン・アワードを受賞。ドラマ「フレンズ」(1994年-2004年に放映)のメインキャストとしての出演で話題になり、無名から一躍セレブリティへの階段を駆け上がった彼女。ドラマでは、わがままだけどどこか憎めないレイチェルを演じ、全世界の親友的なアイコンに。その彼女の人気を裏付けたのが、2019年に10月にInstagramアカウントの開設時。彼女がフレンズの共演者とセルフィーを投稿するやいなや、ものの5時間でフォロワー数は100万人を超え、Instagramの歴史を塗り替えた。そんな彼女のジョークたっぷりのスピーチは、ドラマが終わった後も愛され続ける彼女の親しみやすい、ユーモアのあるパーソナリティを存分に表していた。
ジェニファー「この賞は私にとって、とてもスペシャルだわ。だって、俳優として、私たちは評論家や他の俳優、家族に誇らしく思ってもらうためにやっているわけじゃないもの、、、。私たちは、お金のためにやってるのよ。なんてね、今のはただの冗談。私たちはあなた達(視聴者、ファン)のためにやってるの。これは本当。」
Jeniffer ”this has always been special to me. As actors, we don’t do this for critics or for each other, or to make out families proud, you know? We do this for the money,” “No, I’m just kidding, we do it for you guys, we really do,”
その他の受賞者は、ブラックピンク等の超話題のアイコン達!
その他の受賞者は、ファッション・アイコン・アワードをグウェン・ステファニーが受賞。映画部門では、アベンジャーズ/エンドゲームが最優秀賞、俳優賞(ロバート・ダウニー・Jr)、アクション映画賞の3アワード受賞で最多。テレビ部門では、ストレンジャー・シングスが最優秀賞、ドラマ賞、女優賞(ミリー・ボビー・ブラウン)の3アワードで最多受賞。そして、音楽部門ではなんとアジア勢が躍進!ブラックピンクが最優秀グループ、ミュージックビデオ賞(キル・ディス・ラブ)、コンサートツアー賞の3アワードで最多受賞。K-POP強し!ポップジャルチャー部門では、別の記事で紹介したエレン・デジェネレスがソーシャル・セレブリティ賞を受賞し、史上最多の累計22アワード受賞となった。
アワードといえば、レッドカーペット!ゼンデイヤがのドレスが話題
そして、最後に、、アワードといえば、やはりレッドカーペットでのファッションチェックが醍醐味!今回も様々なセレブがドレスアップして登場したが、特に話題を集めたのがドラマ「ユーフォリア」や映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」の演技でアワードを受賞したゼンデイヤのドレス!クリストファー・エスバーの黒いワンショルダードレスが最高にシック。またビビッドなカラーのリップが、チョコレートカラーのゼンデイヤの肌に生えて眩しいくらい。
アメリカで話題のトピックが一夜にしてわかる、ピープルズ・チョイス・アワード。これを見れば、次に日本で流行るコンテンツもいち早くわかるかも?ノミネートされた人や作品も話題のものばかりなので、ぜひチェックして、最新情報に触れてみて!