女性軽視発言に対するセレブの反撃が”最高”すぎる

#METOOの活動等、女性を尊重する活動が目立つようになってきた昨今。それでも、女性が受ける差別的な発言は後を絶たない。特に、自分がその場に直面したら、どう反応していいのかもわからない、、、。そんなあなたに、日常的に女性蔑視発言に晒されることで鍛えられたセレブたちのスマートな対応を紹介!彼女たちは、冷静に端的にメッセージを伝えるプロ。ある種の美意識を感じる返答は見ていて気持ちいいくらい!彼女たちのように、とまではいかなくても、これを今度何か性差別的な発言を受けてしまった時に強く、賢くいるために。
体操金メダルのシモーネ・バイルズ!「笑顔で金メダルが取れないわ」
アメリカで大人気のダンスショー「ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ」での一コマ。有名人がプロのダンサーとタッグを組んで、毎週異なるスタイルのダンスを披露し、審査員からのポイントを競うこの番組。シモーネの出番後、審査員は彼女の身体能力やリズム感を褒めるのに、笑顔についてネガティブなコメントばかり。挙句の果てには、司会の男性が「コメントを受けて君が笑顔になるのを待っていたのに」と一言。「あなたは笑顔で幸せそうにしていればいいの」というコメントは、女性には言われても、男性に言う人は少ない。特にスキルでジャッジされるべき場でのこの発言は全米で物議を醸した。すると、シモーネは少し微笑み、一言。「笑顔でいても、金メダルを獲れないわ。」実際にオリンピックで金メダルを獲った彼女が彼女が言うから納得度100%。大事なのは、スキルとそのスキルを磨くために行った努力であるべき。かっこいい!
エマ・ワトソンがフェミニズムの間違った捉え方を指摘。
エマ・ワトソンは、セレブリティの中でもフェミニズムや男女平等について公に語ることの多い女優として知られている。そんなエマが、ヴァニティ・フェアの撮影でブラジャーをしていない衣装を着た時のこと。一部の女性たちが「フェミニストなのに、胸を見せるのは矛盾している」とエマを批判。しかし、エマは反論し、「フェミニズムは女性に選択肢を与えること。女性同士が攻撃し合うこととは全く違うわ。フェミニズムは、自由と革命と平等のことよ。それに、私の胸がどう関係しているのか、本当に混乱するわ。」と発言。何を着るか、着ないか、それが男性同様に選べることが、フェミニズムである。そして、服を着ないことを女性が自ら、自分のために選ぶのであれば、それも正真正銘、1つのフェミニズムのあり方なのだ!
アリアナ・グランデ、女性を軽視した質問をしたホストを一喝!
アリアナがラジオに出演した時、楽しい会話の中で、突然ラジオパーソナリティーから、こんな質問が出た。「もし、最後にもう一度、携帯かメイクアップ用品かを選べるとしたら、どちらを選ぶ?」。この質問に対し、アリアナは「これが、あなたが考える女性が選ぶのを迷うことなの?私は携帯がなくても長い時間大丈夫よ。夕食の時はその場にいることを楽しみたいもの」と返した。そして、ラジオパーソナリティーがそのアリアナの発言に続けて、「これがクオリティの高い女性の言うことだ。女性の皆さん、彼女から学んで!」と言ったところ、「男性の皆さん、学んでほしいわ。」と返答!女性だってメイクや携帯以上に大切なことがたくさんあるのに、そんな失礼な質問をしておきながら、女性が学ぶように促すなんて100年早い!
セリーナ・ウィリアムズがテニス界重鎮の衝撃発言にスマッシュ反撃。
国際テニス大会の主催者、レイモンド・ムーアが信じられない程に失礼な女性蔑視発言をした。「女子テニス協会はとてもラッキーだ。なぜなら、男性選手がいるから、テニスはあるからね。もし私が女性選手だったら毎晩、ひざまずきロジャー・フェデラー選手と、ラファエル・ナダル選手が生まれてきてくれたことに感謝するよ。なぜなら彼らがテニスというスポーツを支えているからね」と発言。もちろん世間はこの発言に大激怒。そして、女性テニス界のクイーン、セリーナ・ウィリアムズは落ち着いたトーンでこう発言した。「私はどんな女性選手も、ひざまづく必要はないし、誰かのことを彼の発言のように感謝する必要はないと思っている。私たち女性選手は長い道のりを経てここまで来て、ひざまづく必要なんてないわ。」
エロい質問に、クールでクレバーな返事をするローレン・コンラッド!
リアリティーショーの先駆け的な存在だった「ザ・ヒルズ」に出演していたローラン。今はライフスタイルデザイナーとして活躍している彼女は、ある日ラジオでこんな質問を受けた。「君の一番好きなポジション(セックスの体位)は何?」。あまりにも失礼で性的なこの質問に対し、ローランは涼しい顔で最高の返事をした。「最高のポジション、、、CEOよ」。そう、彼女はポジションが意味する言葉を、セックスの体位と言う意味から、同音異義語の会社での役職を意味するポジションとして回答したのだ。最高にスマートな返答に、同席した男性のラジオパーソナリティーも「その回答は最高だ!」と絶賛。フェミニズムを主張しながらも、その場の空気を盛り上げたローレンの返事は、こんなシチュエーションに対する適切な対応の鑑と言える!
セレブであれ、一般人であれ、未だに女性が軽視される発言を受けてしまうのは悲しい事実。もし、あなたが不運にも、そんな発言に日常的に晒されてしまった場合には、セレブ達のようにクールに回答してみよう。ポイントは、何よりも感情的にならずに、スマートであること!あなたのリアクションによっては、逆に女性へのリスペクトを得るきっかけにもなりうるはず。そして世界が「ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る」SDGsの目標に1日でも早く近づきますように。